平成26年度/県民協働プロジェクト支援事業

「協働ってなんだろう」「協働の事例」

 

○横手あんしん見守りネットワーク整備事業

計画実施 【参加団体】
○特定非営利活動法人 秋田県南NPOセンター
○特定非営利活動法人 ゆめ協働隊
○横手IT支援研究会
○横手市 ※以上が協議会構成団体
○秋田県


 秋田県では、多様な主体の連携・協働による実践事業を推進し、課題の解決や地域の活性化につなげる体制づくりを拡げるとともに、県民の発想による地域特性を活かした協働の取り組みを支援しています。「県民協働プロジェクト支援事業」はこうした取り組みに県が必要経費を補助する事業です。平成26年度は『横手あんしん見守りネットワーク整備事業』『食材・惣菜・弁当提供を中心とした高齢者等生活支援事業』『コミュニティ再生プロジェクト「未来塾」事業』『トータルライフ支援事業「結いの手」』の4事業が採択されました。

 横手市で進められている『横手あんしん見守りネットワーク整備事業』は認知症の高齢者に対する官民協働のサービスを提供する仕組みを作る事業です。全国的に高齢化が進むなか、認知症患者による徘徊や失踪などの件数が増加傾向にあり、大きな社会的課題となっています。認知症患者はいつ何をするかわからないため片時も目を話すことができません。こうした家族による見守り負担の軽減と、行方不明時の迅速な捜索体制を整備することにより、認知症患者もその家族も安心して暮らせる地域づくりが求められています。

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 こうした背景からNPOの提案を受けた横手市や横手IT支援研究会が協議会を構成し課題解決に取り組もうとしています。1年目の取り組みである平成26年度は事務局運営体制の整備や、見守りに関する環境調査、プロジェクト全体の計画策定に取り組んできました。協働での取り組みをするには、各団体間での課題や目的の共有、情報伝達や会議等の日程調整など難しい場面はありますが、各団体の力を合わせて、地域全体として仕組みづくりをしていくことが必要となっています。

 今後は「(仮称)SOSネットワークよこて」の構築を目指し、各関係機関や地域、協力機関とのネットワークづくりや情報伝達ルートの整備を進める予定になっています。高齢の認知症患者ばかりではなく、障がい者や子ども等、要支援者を同じ仕組のなかで見守ることが出来るような取り組みにしていくことを目標としています。


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