岩崎生活サポーターの会

「協働ってなんだろう」「協働の事例」

 

○岩崎地区有償ボランティア
事業協力.png 【参加団体】
○NPO法人岩崎NPO
○岩崎地区自治会議


岩崎生活サポーターの会  湯沢市の北部に位置する岩崎地区に「湯沢市ふるさとふれあいセンター」通称「かしま館」があります。平成20年の開業から岩崎地区自治会議が指定管理者になり運営にあたっています。

 岩崎地区自治会議は湯沢市にある自治組織のひとつでその活動は40年以上前までさかのぼります。住民同士が一堂に会して行われる対話集会や巡回町内懇談会を行い、なんでもとことん話し合うのが岩崎の自治活動の特徴となっています。また話し合われたことを住民共有の知識とするために自治会議通信『かしま館』を毎月2回発行し岩崎地域全戸に配布しています。
 岩崎NPOは平成15年に法人格を取得しました。地域コミュニティーの活動支援や、行政とのパートナーシップを前提とした地域の活性化に寄与することを設立の目的としています。

 岩崎地区の特徴のひとつとして「有償ボランティア制度」があります。この有償ボランティア制度の前身として平成14年度から行った千年公園の整備作業に対する「ポイント制ボランティア事業」がありました。ポイント制ボランティア制度を高齢者の生活支援や冬の除排雪などへ発展させるには、その財源をどうするかなど様々な課題がありました。その課題を解決するためにコミュニティービジネスの手法を取り入れたり、自治組織ではし難い役割を補完し担うことがNPO法人の役割となりました。

 自治組織、NPOが協働し一体となって地域の運営に当たる仕組みは「岩崎モデル」と呼ばれ、他地域にとっても大変参考になるものです。平成26年10月には新たに岩崎地区自治会議と岩崎NPOが参加した共助組織、岩崎生活サポーターの会が設立されました。これまでの有償ボランティアの仕組みを、さらに地域ニーズに的確に応える体制として整えようとしています。