南郷共助組合の地域通貨の取り組みが、5月25日付朝日新聞全国版(朝刊)で取り上げられました。
【地域通貨、最後の店守れ 過疎の地区で試行中 「買い物弱者」の解決にも】
南郷共助組合(高橋徳保組合長 平成24年12月設立)が横手市山内南郷地区で唯一の商店を存続させるため、その商店で使用できる地域通貨「マイド」を発行し、将来にわたって地元で買い物できる環境を残すために行なっている取り組みです。
共助活動を行った組合員に支払う作業賃金の1割を、地域通貨で支払います。
平成27年8月5日に同地区の南郷学習交流センターで、地域通貨発行式を行い、7月に行った県道の草刈り作業の参加者9人に対して、作業賃金合計120,000円の1割に当たる12,000円が地域通貨で支払われました。
平成28年1月20日には雪よせ・雪下し賃金15人分の作業賃金の1割となる12,100円が、2月20日には同じく15人分の作業賃金の1割となる21,500円が地域通貨で支払われました。
地域通貨には500円券と100円券の2種類が使用され、これまで支払われた地域通貨の合計額は45,600円となります。
平成28年度も7月に県道の草刈り作業が行なわれ、賃金の一部が地域通貨で支払われます。
昨年8月の発券分は9月末までには12,000円分すべてが店舗で使用され、1月と2月の発券分33,600円分に関しては、3月末日までに全額の使用が確認されています。
まだまだ活用方法に可能性がありそうなマイド券です。
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